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碧海の豊かな風土で可能性を育てる

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〒447-0871 愛知県碧南市向陽町4-12

 校長コラム PRINCIPAL'S COLUMN   




5.7.1  

校 長  鈴 木 尚 哉 

碧南高校は令和6年度入学生より制服の改定を行い、学年進行で移行します。気候変動への対応や通学時の安全面での議論、本県県立高校や市町村立中学校の動向も踏まえ、制服検討委員会が中心となり、議論とデザイン等の選定を進めてきました。改定にあたり基本コンセプトを次のように定めました。

 ・令和8年度に創立100周年を迎える伝統校としての歴史を踏まえつつ、本
校生徒が着用することで学校に誇りをもって生活できるとともに、地域の中
心校として生徒が活躍する姿を地域住民や中学生がイメージできるもの
・本校の校訓「啓 ― ひらく ― 」の「啓」の漢字の意味にある「明るさ」や「聡明さ」を感じさせるもの


 さらに @気候の変動を踏まえた上で着脱が容易である A経済的であり通学以外の冠婚葬祭でも着用できる B家庭での洗濯に対応できる C今後3世代にわたって使用することを想定したデザインである D性によるデザインの差を減らし選択を可能にする などを基本的な考え方としました。デザイン選定にあたっては3つの制服メーカーから各3種類、計9つのデザイン案によりコンペを実施し、検討委員会で3つに絞った上で、教職員と各クラスの生徒代表等による投票結果を踏まえ決定しました。         デザイン上の特徴は次の通りです。 @広い意味ではブレザータイプですが、上下とも紺色の同じ生地を用いた「スーツタイプ」です。ジャケットは2つボタン仕様、斜めポケットとしました。 Aスカートはひだの長さが長短交互になる「親子プリーツ」を採用しました。近隣の学校にはない特徴の一つです。 B地域性を重視して「碧南」の「碧色」(薄い青緑色)をエンブレムやリボン、ネクタイ、ボタンホールなどにアクセントとして用い、さらに碧南市の花である「花しょうぶ」の紫色をネクタイやリボンに用いました。その紫色のデザインは現行のセーラー服の襟にある3本線をメモリアル化し、エンブレムは現行のカーディガンのデザインを継承しました。C指定のシャツは、生地は中が透けにくく、伸縮性があり、ボタンダウン仕様、ボタンホールにも碧色を使っています。 Dニットの長袖セーターと半袖のベストを設定しました。色は碧南、衣浦の海をイメージしたライトネイビー(明るい紺色)を使っています。こちらは任意購入になりますが、登下校や校内でセーター、ベストを着用する場合は購入・着用することとなります。
 令和8年度に本校は100周年を迎えます。その際には全ての学年が新制服になり、新たな歴史を刻んでいくことになります。