本文へスキップ

碧海の豊かな風土で可能性を育てる

電話でのお問い合わせはTEL.0566-41-2564

〒447-0871 愛知県碧南市向陽町4-12

 校長コラム PRINCIPAL'S COLUMN   



3.12.1  

校 長  鈴 木 尚 哉 

本年度、2学期のスタートは新型コロナウイルスの感染が拡大している時期でした。

9月1〜3日にかけて、「碧高祭」が計画されており、中止の可能性を含む中で、一部内容の削減、練習時間の制限を行いながら準備を進めてきました。生徒会役員による感染防止・熱中症防止を呼びかける放送が連日行われ、多くの生徒が協力してくれました。また、天候面の心配もありましたが、教員と生徒の皆さんの協力で、文化部門、応援部門、体育部門とも実施することができました。「もう少しこうすれば…」「…のようにしたかった」という思いを持つ人もいたでしょうが、当時の状況を踏まえれば、十分成功といえるでしょう。

1028日には芸術鑑賞会が実施されました。例年、碧南市文化会館を会場にして、音楽、古典芸能、演劇と内容を入れ替えながら実施してきましたが、昨年度は中止となり、本年度は学校の体育館を会場として鑑賞する生徒を2分割した管楽オーケストラによる音楽鑑賞でした。

両行事とも、新型コロナの感染状況と防止策を図る観点とともに、可能な限り内容を充実したものとするために計画や準備の段階において教員からの様々な意見や生徒の皆さんの協力によって実施することができたといえます。

話は変わりますが、3年生の就職希望者の就職試験もほぼ一段落し、学校斡旋により民間企業等の試験の結果が出ており、本年度も内定率100%を達成しました。試験に向けて、本校は組織的に面接指導を行い、私も何人かの面接指導を行いました。

私たちの社会では様々な変化に対応していかねばなりません。その際には自分一人の力ではできないことが沢山あります。

碧高祭や芸術鑑賞会の開催に至る議論や準備は誰か一人の力でなされたものではありません。就職試験への準備や練習でも多くの人が関わることで多面的に状況を捉え、判断して進めることができたからこそ内定率100%を達成し、希望者一人一人の進路を決めることができたといえます。

何か行動をする際、自分の意志や意見はもちろん大切なものですが、達成するためにはまわりの協力と感謝の気持ちを併せ持ちたいものだと考えます。