28.7.1
校 長 坪 井 基 紀
6月に実施した球技大会での生徒の全力プレーをみながら、ふと頭によぎった曲がありました。「MY LITTLE HOMETOWN」です。この曲は、桑田佳祐さんの作詞作曲で、たいへん気持ちが高揚するような、それでいてどこかほのぼのとするリズムでできています。
HOMETOWNとは、「故郷」とか「ふるさと」といった意味でしょうか。その前に“little”が付いていますが、これは町の大小を示すものではなく、大都市に住んでいたとしても高校生まで生活していたところは my little hometown であると思います。
さしずめ、本校生徒の my little hometown の一つにここ碧南高校が立地している碧南市もあることでしょう。生徒の皆さんが本校を卒業し、大学進学や就職で県外に行ったとしても、歌詞の中にあるように my little hometown は「やっぱいいじゃん」、それでいて高校時代は「倦怠(かった)りぃじゃん」という感じなのでしょう。されど
my little hometown には「帰(けぇ)りてぇじゃん」という不思議な気持ちが歌詞の中に表現されていてほのぼの感を出しています。
高校時代の全力プレーはいいものです。それは球技大会に限ったものではありません。勉強、部活動、学校行事のどれにでも全力プレーでいきたいものですし、本校の卒業生の多くはそうした全力プレーをしてきました。
もうすぐ9月です。碧高祭の体育部門では、my little hometown に帰ってくる人が多くいることでしょう。たくさんの人に感動や元気を与える学校行事にしたいですね。
「MY LITTLE HOMETOWN」、よろしければ一度聴いてみてください。歌詞には「野球小僧」も出てきます。野球部でがんばっている人は肘から先が陽に焼けているんですね。これも高校時代の全力プレーの一コマです。